takaharashigeruの日記

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【人生は心一つの置きどころ】

【人生は心一つの置きどころ】


 『心一つの置きどころ』


 この言葉は、

『運命を拓く 天風瞑想録』 (講談社文庫)

の中で、繰り返し出てきます。


 この真意を端的に表現しているのが、同書56頁です。


 「 命の力を豊富に受け入れられる活き方とは、いかなる場合にも心の態度を積極的に保つことであって、どんな場合にも最高度に引き上げられた自己認証をゆるがせにしないことである。


 というと、何か非常に難しいことのように考えるかもしれないが、要するに消極的にものごとを考えなければそれでよいのであり、そうすれば、最高度まで引き上げられた自己認証ができたことになる。


 わかりやすくいえば、どんな場合にも、人間というものの生命は、一切の生命をしのいでいる力の結晶だ、と正しく思いこんでしまうことである。


 そしてこれを、いかなる場合にも、心にしっかりと堅持することである。 


この悟りこそ、理想的人生建設の何よりも大切な先決問題であり、人生の本当の幸福の宝庫を開く鍵のようなものである。 


たとえどんなに宝が充満している金庫があっても、これを開く鍵がなければ、中の宝は結局ないのと同じことである。


 つまり、心一つの置きどころ、積極か消極かというだけで、人生の幸福の宝庫が開かれるかどうかが決まってしまう。」


 『人生は心一つの置きどころ』


 正に、天風哲学を端的に表す名言です。


 さらに、同書の169頁~170頁にこう書かれています。


 「 せめて生きている間だけは、どんなことがあっても、ニコニコ笑って行こうではないか。


 つらいこととか、悲しいこととか、苦しいこととかいうのは、自分の心で決める評価なんだから。


 つらいことがあっても、

『ああ嬉しい! こうして生きていられる!』

と思ったら、ニコニコ暮らしていけるじゃないか。


 殺されるよりいいじゃないか。


 私はそういうふうにして、自分自身を作り上げる序の口とした。


 『痛いといって、病が治るかい。
つらいといって、つらさがなくなるかい』 


と私はインドでいわれた。


 『ああ今日は熱があると言って熱が下がったかい』


 『なるほどそうだ』と思っていると、


 『それを、自分が人に知らせて歩いて、人までそんな気持ちにさせて、いい気持ちなのか』


 といわれた。


 なるほど、よく考えてみれば、子供でも知っていることを、大人になった私はわからなかったのであった。


 『自分の気持ちを、自分自身で、もっとにこやかにしたらどうだい』


 といわれたのだ。


 本当に自分の気持ちの持ち方なんです。」


 『人生は心一つの置きどころ』


 この言葉は、健康道場・コスモポートを開設し、多くの人を健康に導いた実績を持つ吉丸房江さんも好んで使っています。


 著書 『宇宙のリズムで暮らしたい』 (地湧社)

の中で、次のように述べています。 (17頁~18頁)


 「 美しい壺に、ある液体が入っています。


その液体は人間を幸せにするものです。


 悲しいときに飲めば楽しくなり、病気の時に飲めば元気になります。


 そのすばらしい宝の水は、壺に半分くらい入っています。


 Aさんはそれを見て


 『もうこれだけになってしまった』


 と悲しく思います。


 Bさんは


 『まだこれだけある』


 とにっこりしています。


 同じものを見て、どうしてこんなに異なった答えが出るのでしょう。


 これこそ、その人の心のおきどころなのです。


 その人の心がどこを向いているかによって、物事がすべて変わります。


 積極的・肯定的な方向か、消極的・否定的な方向か、さあ、あなたの心はどちらを向いているでしょう。


 これは小さい時から心のくせとして、私たちにしみついてしまっているのです。


 いつでも心は、よいことはよいことに、悪いことは悪いことに広がる可能性を持っています。


 心にも法則があります。


 喜べば 喜びが 喜びながら 喜びごとを集めて 喜びに来る


 悲しめば 悲しみが 悲しみながら 悲しみごとを集めて 悲しみに来る


 疑えば 疑いが 疑いながら 疑いごとを集めて 疑いに来る


 その人の心が喜びに向けば、それが核となって喜びを集めてくるのです。


 悲しんだら悲しみが集まってくるのです。


 だからその人が心を喜びにおいたのか、怨みにおいたのか、妬みにおいたのか、競争心においたのか、それによって模様が全部変わってきます。


 だから本当に人生というのは『心ひとつのおきどころ』 なのです。」


 中村天風師、吉丸房江さんが述べているように、

この世には“物理法則”と同様に“心の法則”が働いています。


 まさに、人生は心の置き方次第で模様が全く変わってしまいます。


 『面白きこともなき世をおもしろく すみなすものは心なりけり』


 この歌は、上の句を高杉晋作、下の句を歌人・野村望東尼が詠んだとされています。


 この世を面白くするも、つまらなくするも心の持ち方次第です。


 心を 『嬉しい』・『楽しい』・『幸せ』・『ありがたい』・『穏やか』・『おおらか』・『陽気』 といったポジティブな感情と『積極的』・『肯定的』・『建設的』・『創造的』・『発展的』 な想念で満たし前向きに生きましょう。


 『人は心のもちようで人生を変えられる。 これは私の世代の最大の発見だ。』(ウィリアム・ジェームズ)


 (結論)
 心を 『歓喜と感謝』 で満たし、何ごとに対しても積極的・肯定的に考え行動しよう。


『運命を拓く 天風瞑想録』(著者 中村天風 講談社文庫) 
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 『宇宙のリズムで暮らしたい』(著者 吉丸房江 地湧社) 
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