賢人 ゲーテに学びましょう。
ゲーテは、
人間の本質、
人生の意味、
“この世のしくみ” について、
核心を衝いていると思います。
ゲーテの言わんとしたことは何でしょうか?
『ゲーテの処世訓 悩める日本人へ贈る、生きるためのエネルギーと知恵』(編著者 鈴木憲也 KKベストブック)
の中に、こう書いてあります。
「彼はその作品の他に、
手紙などを含め実にたくさんの著述を残していますが、
彼の著述には一貫したものが流れています。
それは、
1:今現在を生きること
2:自分の個性を生きること
3:自己の生まれ持った能力を最大限に伸ばすこと
4:人間と世界の究極の姿を追い求めること
5:ゲーテは、現実の世界の方を、自分の作品よりも重視する人生の達人であること
6:この世のことは多くの場合、明暗・善悪などの対立概念でできていて、それを総合することが大事だ
7:良いことも悪いことも含めてすべてを肯定して生きること、それがこの世の創造主の思し召しだ
などです。」(4頁〜5頁)
ゲーテは、
神について、
どう考えていたのでしょうか?
同書に、こう書いてあります。
「私は、この世の中で生み増やしていく力、
つまり生物をあふれさせ、
戦争やペスト、
洪水や火事などを起こさせる者を、
神として崇拝する。
私たちが神と呼んでいる偉大な存在は、
単に人間の中だけでなく、
豊かで力強い自然の中や、
大きな世界的事件の内にも表れる。
神々はあらゆるものをそのまま生かす。
太陽は、
正しきものをも、
不正をするものをも照らす。
私が一匹のクモを殺した時、
それが果たして正しかったのか、
と自問した。
神様は、
私と同様、
クモに対しても、
この日々を過ごすことを望まれたのだから。
敬虔だけが、
利己主義への対抗策となる。
奇跡とは、
信心があってこそ生まれるものだ。
人間は、
宗教的である時、
文学と芸術において生産的になれる。
私は、
我々の精神は絶対に滅びない存在であり、
永遠から永遠へと絶えず活動しているものだと確信している。
それは、
太陽が一見沈んでゆくように見えるが、
実は輝き続けているのと同じだ。」(106頁〜107頁)
ゲーテは愛について、
どう考えていたのでしょうか?
の中に、こう書いてあります。
「いつも変わらなくてこそ、
ほんとの愛だ。
一切を与えられても、
一切を拒まれても、
変わらなくてこそ。
(中略)
お前の努力は愛の中にあれ、
お前の生活はおこないであれ。
(中略)
愛人の欠点を美徳と思わないほどの者は、
愛しているとは言えない。
(中略)
われわれはどこから生まれて来たか。
愛から。
われわれはいかにして滅ぶか。
愛なきため。
われわれは何によって自己に打ち克つか。
愛によって。
われわれも愛を見出し得るか。
愛によって。
長い間泣かずに済むのは何によるか。
愛による。
われわれをたえず結びつけるのは何か。
愛である。」(9頁〜11頁)
ゲーテは、
偉大な作家であると同時に、
豊富な知と愛を持つ先哲であり賢人です。
彼の言葉には、
感性と知性と愛情が溶け込んでいます。
ゲーテから、
力強い考え方・生き方を学び、
エネルギーと智慧を得ましょう❗
(推薦図書)
『ゲーテの処世訓 悩める日本人へ贈る、生きるためのエネルギーと知恵』(編著者 鈴木憲也 KKベストブック)
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