【神仏を敬えど、神仏に頼らず】
菅原道真の歌に、こうあります。
『心だに誠の道にかないなば 祈らずとても神や守らん』
神仏を敬い、神仏に感謝することは非常に重要ですが、神仏に頼り過ぎるのは考えものです。
これについて、
プラズマ物理学と環境・省エネルギー工学の専門家で、帝京大学大学院理工学研究科教授の飽本一裕博士は、著書
『奇蹟の旅人』(成星出版)
の中で、こう述べています。
(212頁〜213頁)
「祈りはじめて十分ほど経過したときのことでした。
合掌した私の両手の指先から背中に向けて、電流が小さな稲妻のように走ったのです。
瞬間、電光石火のごとく次のような天啓が一閃し、私の脳裏を貫きました。
〈いつも神に世界のことを祈願するばかりでは進歩がない。
全てを神に依存していては世界は変わらない。
神が世界を変えるのではない。
この世界は人が造り出しているものだ。
人が変わらない限り、世界も変わらない。
だからこそ、世界を変えるには、まず自分自身が変わらねばならない。
自らが目覚めて行動し、その影響で周りの個々の人間が目覚め、また行動する。
そうすることによってのみ、初めてこの世は本当に変わりうるのだ!〉
このメッセージの全てが、まさに一瞬の間に私の意識に入ってきたのです。
そのとき私の両腕には鳥肌が立っていました。
クリスマスの朝のことでした。
『神仏を敬えど、神仏に頼らず』
この言葉の真の意味が、ついに腑に落ちたような気がしました。
一人ひとりが目覚めて活動し、関連情報を周囲に伝える以外、道はないのです。
(中略)
私が近くの川辺でゴミ拾いを始めたのは、この経験の直後のことでした。
現在までに月に一度のペースでのんびり続けています。
月に一度くらいなら無理せず、長続きしそうだと思ったからです。
無理してやっても長続きしません。
Sさんもいっています。
『無理をしないように。
自分にできるだけのことをすればいいんだよ。
人はそれぞれ顔が違うのと同じで役目もそれぞれ違うのだから。
自然にまかせておきなさい。
僕も自分にできることしかやってないよ』(【真の岩戸開き】264ページ)」
Sさんとは、
世界中を旅してひたすら地球のために祈り続けた奇蹟の旅人、無名の聖者、沖縄のSさんのことです。
飽本博士は、
奇蹟について、こう述べています。(268頁〜269頁)
「“奇蹟” とは、人が愛を体現するときに、人を通して神が姿を現すことなのです。
すぐ傍らにその貴重な “奇蹟” が存在するにもかかわらず、外に “奇蹟” を求めつづけていた愚かな私でした。
今こそ、Sさんの周囲の私たちが、そしてその周囲の人々が、勇敢に、謙虚に “奇蹟の旅人” Sさんの跡を追い、地球のために続々と立ち上がるときなのではないでしょうか。
そして、“ネバー・ギブアップ(望みを捨てるな)” の精神で、親神様の “愛“ を全力をつくして現わすときなのです!」
結局、世界を変えるのは私たちです。
地道に有益な情報を発信し、
人知れず徳を積む以外、道はありません。
奇蹟は、あなたが “愛まく人” になったときに起こります。
勇敢に、謙虚に “地球ユートピア” を実現すべく、共に立ち上がりましょう❗
『天は自ら助くるものを助く』
”Heaven helps those who help themselves.“
『奇蹟の旅人』
(著者 飽本一裕 成星出版)
https://amzn.to/3sGmOfi